2019年9月27日金曜日

「拠り所」2年 今村彩乃

「拠り所」2年 今村彩乃


理工学部機械工学科2年の今村彩乃と申します。
3年前のお話をします。

高校2年生の冬、とある進学塾に入りました。
それまで通っていた塾に未練があったわたしですが、受験のためにはこのままじゃだめだと思い通い始めた塾です。

自分で選んだ選択に結果が欲しくて、少しずつ少しずつ、受験色に染まっていきました。

そこの塾長先生が、とてもいい人でした。
聖人君主のようないい人、というよりは、ひたすら熱い先生。
人間として、教育者として、また経営者として(?)汚い部分を覆い隠そうとはせず、人間味のある感じがとても好きでした。
専門の物理に関しては本当に心強く、学校よりも頼っていたかもしれません。
また塾長先生以外にお世話になった化学、英語の先生もとても頼もしく熱心で、“大勢の中の一人”でしかない自分に、これほどの時間を割いてくれるのかと嬉しくて励まされました。

結局受験では良い結果は出ませんでしたが、その一年間で学んだことや感じたものは今でも大きな支えとなっています。

そしてその先生は今、わたしのバイト先の上司です。
勤務後に塾長や他の先生、バイト仲間たちと、たわいもない話をしたり、わたしが生徒だった時の裏話を話す時間が本当に大好きです。
勤務中には、頑張る生徒たちにたくさんの刺激を受け、わたしも頑張ろうと思えます。
あのときは本当に命かけてたよな〜と懐かしくなったり、自分は今全然頑張れてないなと恥ずかしくなったりもします。

見えない何かに突き動かされ、さらに強くなりたいと思う場所。
大学生となった今でもそこに行けることが、わたしにとって大きな励みになっていることは間違いありません。


ご一読いただき、ありがとうございました。
今後とも体育会サッカー部をよろしくお願い致します。


【過去のブログ】

「きれいごと」1年 今村彩乃

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