2019年9月24日火曜日

「自分ができること、役割を全うする」3年 蓮川壮大



「自分ができること、役割を全うする」
3年 蓮川壮大


今回、部員ブログを担当させていただきます、政治経済学部3年の蓮川壮大です。
少し長くなりますが最後まで読んでいただけたら嬉しいです。


まず、前期を終えての戦績。
前期リーグ戦首位、天皇杯予選東京都サッカートーナメント優勝、天皇杯2回戦敗退、アミノバイタルカップ優勝、総理大臣杯優勝、そして非常に濃い前期を終え、先週開幕した後期リーグ戦2試合を勝利した現在、公式戦28試合中262敗。

今年の明治大学はとても結果がついてきている。勝ち癖がついてきた。
だか、楽な試合など一度もなかった。
決して余裕もなく過信もしていなければ、満足もしていない。
だが、自信はある。この自信はどこから来るのか。

それは、「日々の練習」だ。

明治大学の練習は、強度、考える力、コミュニケーション、負荷量、そして楽しむこと、どれを取ってもどの組織よりも追求していると自負している。
練習で行う紅白戦が、他のどのチームと行うよりも熱く激しく、成長できる。
それゆえ、このチームに所属できていることは私にとって幸せなことであり、日々幸せを噛みしめながら過ごしている。

そんなチームが大切にしていることは、「自分の役割を全うする」ことだ。

「自分の役割」とは何なのか。
昨年までの2年間は試合には全く関わることができず、なぜ試合に関わることができなかったのかをオフシーズンにたくさん考え、自己分析した。
そして自分の中で整理をして大切だと気がついたのは、「今までの経歴、実績を心の奥にしまい必要のないプライドを捨て、自分の長所と短所を理解し、自分の実力の無さを認めること。そして明治のためにどれだけ死ぬ気になれるか。」ということである。

これは、今なかなか試合に出れずにもがき苦しむ下級生に伝えたいことでもある。
明治大学に所属している多くの選手は、今までに日本代表や国体などの選抜活動、日本一や主将などチームの中心選手を担っていた選手ばかりである。
だが、もうここまできたら、いくら華やかな経歴を持っていてもそれはステップアップしていく為のなんの力も持たない。

試合に出られずに同じポジションの選手に嫉妬することなどいくらでもあるし普通のことだ。しかしそこでその人の悪いところを見るのではなく、良いところを盗もうとすることが大切だ。

私の話をするとそのような存在は、明治大学に沢山いる能力が高く素晴らしい選手達の中でも、同じポジションで下級生の頃から試合に出場していた同期の佐藤瑶大である。

ヘディンガーであり、大学生の中ではヘディングで彼に勝る者はいない。
攻撃ではセットプレーからの得点、守備では競り合いでたくさんチームを救ってきた。点を取る瑶大に嫉妬をしながらも、最近は瑶大のセットプレーの入り方や、競り合いなど見てヒントを得ている。
周りの選手の良いところを盗むことも大事なことだ。

また、試合に出る身としても私は自分の役割を全うしなくてはならないと思う。
というのも、自分の役割を全うすべく頑張っているのは応援組の選手も同じであるからだ。

明治大学の選手なら、明治大学の為に全力を尽くし、死ぬ気で戦い、声を枯らして校歌を歌い、明治大学に全てを捧げる。
試合に出場できなくても、明治大学の代表選手を死ぬ気で応援し、共に戦う。
大阪で行われた総理大臣杯の決勝戦で東京からやってきたそんな応援団をピッチの上から見た時に、明治大学に来て良かったと本気で思えた。
応援団からしたら、試合に出場できないことは凄く悔しいことだろう。それでも応援団の選手たちは自分の役割を全うし戦っている。
だがらこそ、ピッチに立っている選手からすれば、応援団とは太陽のような存在なのだ。
自分の与えられた立場を全力で全うしなければいけないと改めて感じる。

私はとても下手くそで技巧派でもなければ、試合を観ている人を魅了するプレーもできない。沸かせることもできない。

だが、親から代々授かった身体能力や、11や球際で絶対に負けないことだけは譲れない。

「自分の役割」は、ディフェンスとして何がなんでも身体を張って絶対に相手に得点を許さないこと。
明治の為に最後まで走りまくってチームがどんな状況でも声を出し続け鼓舞することだと思っている。
4年生とサッカーができるのもあと3ヶ月。多くのことを吸収し、大好きな4年生のためにも今年掲げた3冠を達成する為に突っ走っていきたい。


これからも明治大学体育会サッカー部の応援をよろしくお願いします。


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