2019年10月29日火曜日

「人生は死というゴールに向かって進んでいる。」 4年 岡郁樹




「人生は死というゴールに向かって進んでいる。」
4年 岡郁樹



こんにちは!
政治経済学部4年の岡郁樹と申します。
早い事に最後の部員ブログを書く時がきました。
4年目となる今年は何を書こうかと悩んだ結果、偉そうにも人生観を語らせてもらおう。と思いました。


僕は小さな頃、人生について考える事が多くありました。
哲学な少年ですね。笑
その答えが少し見えたのでここで書かせて頂きます。
まだ21歳の若造の幼稚な人生観かもしれませんが、少々お付き合いください!


突然ですが、僕は「人は死ぬために生きている」と思っています。
言い換えると、人生は着実に死という終着点に向かって進んでいるってことです。
今回は生きていく上で、僕自身が意識するようになった2つのことを紹介します。

1つ目は「死はいつ訪れるかわからない」とういこと。
皆さんもこんな経験をしたことがないでしょうか。
ランニングのトレーニングで本数が決まっているのと決まっていないのとではキツさが違いますよね。終わりが見えているものをやり遂げるのも難しいことですが、終わりが見えないものをやり遂げるのは更に至難です。
でも、終わりが見えないからといって手を抜いたトレーニングをしては、自分の身になりませんよね。
人生も同じだと僕は思っています。そして、人生に手を抜いていて、その次の日に死が訪れたら後悔しかないですよね。
もしかしたら意地悪な神様が
「はい!君明日。」
と急に宣告するかもしれないですから。


2つ目は「自分の終わりを想像する。」です。
矛盾しているようですが、これもとても大切だと思います。
1人の時、少し想像してみてください。
自分に死が訪れた時、お世話になった人や自分の友人、奥さん、息子や娘(いないですが)があなたの事をどんな人間だったと思っていたか。
その人達からどんな人間だったと思われていたいか。
その「こう思ってもらいたい」像があなたの目指す人間像だと僕は思います。
「明日には自分に死が訪れるかもしれない」
そう思いながら、自分の目指す人間像に向かって、目の前の1日、一瞬を過ごす。
この考え方になったのは4年生になってからでしょうか。(ちょっと遅いかな。)
高校2年生、17歳の時に父を亡くし、「死」というものは確実に存在することを知りました。
そして明治大学体育会サッカー部に入り、日々全てに拘り挑戦する部員達、監督やスタッフの方々の言葉に感化されて今の考えに至ったのだと思います。
死ぬ事を想像するとか、いつ来るかわからないとかそういった考え方はあまり関係ないとは思います。上に書いたことはあくまで僕の感性ですから。
しかし、人がいつ来るかわからない「死」に向かって確実に歩んでいっている事は間違いありません。
そう思うと、1日も1秒も無駄にできないなと感じます。もしかしたら、明日かもしれませんし。
だからこそ、僕は今日も大好きなサッカーをするし、本を読み豊かな知識を得るし、多くの人の多様な価値観に触れるし、恥ずかしがらずに感謝を伝えるし、いざこざがあったら素直に謝るし、目の前の練習や試合に全力を尽くすし、人生に一生懸命になるんです。
明治大学体育会サッカー部の選手はそれぞれのやり方で全員がそれを体現していると思いますし、更に上の次元へと挑戦しています。本当に自慢の組織です。
そしてこの自慢の組織で、僕の生きていく上での根底にある考え方を確立できた事は今後の人生にとって大きな事だと思っています。


最後になりますが、明治大学体育会サッカー部の同期をはじめ、卒業された先輩方、そして後輩達全員がその日、その一瞬に全てを賭けサッカーを中心に多くのことに挑戦しています。
そしてこれは受け継がなければならないといけないものですし、今後も脈々と受け継がれていくものです。
この素晴らしい組織にいて、仲間と共に日々を過ごす自分は本当に幸せ者だなと思います。


そして、この環境を与えてくださる方々、何より4年間1人の力でこの環境に身を置かせてくれたお母さん、本当にありがとうございます。
残りの2ヶ月間明治大学体育会サッカー部の為に、同期の為に、先輩方の為に、後輩の為に、支えてくれる全ての人の為に、全身全霊でサッカーに取り組みます。
今シーズンも残り少し。
全員で挑み越えて行こう。
「挑越」

長い文章になってしまいましたが、ここまで読んで頂きありがとうございます。
これからも、明治大学体育会サッカー部の応援をよろしくお願い致します。



【過去の記事】
「ここから」 1年 岡郁樹
「2016年」 2年 岡郁樹
「念ずれば花開く」 3年 岡郁樹

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